秀山人形店

ひな人形の違い




飾り台サイズ関東風親王京風親王官女
約60~65cm芥子親王京十一親王柳官女
約70~75cm三五親王京十親王芥子官女
約80~90cm小十番親王京九親王小三五官女
約90~100cm十番親王京八親王三五官女
一般的には、関東風親王より京風親王の方が多少大きく、手が込んでいる商品が多いです。
(製造メーカーによって多少異なる事があります。)
衣装は帯地(帯に用いるために織られた布地)・正絹(しょうけん)(絹(きぬ・シルク)の布)・刺繍金彩が高級品と言われています。しかし、正絹が何%使われているか判らないし、刺繍物も縫製のできによっては安い商品も有ります。 衣装はお客様の好みの商品を選んで頂いた方が良いと思います。

親王小道具


たち冠(かんむり)
① 上級の冠は和紙造り。
② 一般にはプラスチック。

笏(しゃく)
① 上級品は花梨製。
② 一般には木製品かプラスチック。

飾剣(かぎたち)
①上級品(京風)はずっしりと重い黄金造り。
②一般には刀がぬけるものか、プラスチックの成型品。

官女小道具


①京風道具は高級品。
②一般用上は三宝が木製品。
③一般用並は三宝がプラスチックの成型品。

男雛と女雛の位置

位置は、右と左で様々です。
古来より朝廷の儀式では「左上位」だったので、向かって右側が男性で左側が女性でした。
それが西洋文明と接触してから、左右が逆になってきたと言われています。
昭和天皇の即位のときは、左が天皇陛下で右が皇后陛下でした。

京風、関東風の違い

京風親王解説関東風親王
高級品は木製の手に成って居ます。一般的にはプラスチックの手が普及しています。
石帯(せきたい)
石帯は「いしのおび」とも呼ばれ、玉(石)を付けた帯です。

魚袋(ぎょたい)
一般には、石帯・魚袋が付いて居ない物が普及しています。
裳袴(もばかま)
普及品は印刷物。上級品には、金彩・刺繍を施して在ります。
細かい部品については、製造メーカーによって違うので京風だから付いているとは限りません。関東風の人形にも付いている物も在ります。お客さまの目で確認してください。

着付け


本着付けの姫は通常の人形より金襴を沢山使うため高級品に成ります。
重ねの枚数は金襴2枚、重ね5枚が一番形が良いと言われています。それ以上多い物は職人の技術がないと綺麗なラインが出ないと言われています。

頭(かしら)


上級品は化粧顔(京風親王)、普及品は白顔(関東風親王)です。
一般のお客様には、白顔と化粧顔を隣通しに置かないと判らないかもしれません。